運動会の見どころ(その2)

今日で運動会の練習は最終日となりました。

ゴールデンウイーク明けから少しずつ練習を重ねてきましたが、明日はいよいよ本番です。

今日は、運動会の見どころ(その2)ということで、低学年の表現活動「響け!令和へのファンファーレ」の見どころをお伝えします。

まずは1年生。入学してから2月足らずですが、ここまで表現活動ができるようになりました。4月は不安で泣いていた子も、陰涼寺山に響くような大きな声で決め台詞を言っていました。実は、一番の見どころは最後のポーズと決め台詞なのです。そこに注目をしてください。

 

そして2年生、動きもキレがあり表情にも気を付けるなど、さすがです。練習でも先に並んでいて、1年生はそのまねをするようになり行動が早くなりました。私は、上の学年を下の学年が見習う姿を「あるべき姿」と言っていますが、まさに「あるべき姿」になっています。先輩としての動きにも注目してください。 

 

運動会の見どころ(その1)

今日は1日晴天に恵まれ、先週ほど暑くなかったので運動会の練習日和でした。

お楽しみは当日に取っておきたいので、ネタバレにならない程度に当日の見どころをお伝えします。(今日は中学年、高学年です。低学年は明日お伝えします。)

中学年「東小ソーラン 令和元年」のみどころ

元気と力強さ、学級の団結を表現しました。

元気な掛け声、衣装や隊列の変化にも注目をしてください。

  

高学年「仲間とともに」のみどころ

技の難度や高さを求めるのではなく、表現活動としてのきびきびとした動きを中心に練習しました。目線や表情、仲間とともに創り出す集合と調和の美しさにも注目してください。

 

4年生の校外学習

教室での学習も大切ですが、校外学習は重要な学びの場です。

本日、4年生は校外学習で亀山市環境センターの見学を行いました。目的は私たちの暮らしを支える仕事や施設を知ること、環境について関心をもつこと、社会科の時間に勉強したことを実際の施設の見学によって確かめること、決まりを守って集団で行動することなどです。

亀山市環境センターの特徴は、「家庭から出るごみを溶かして、メタルとスラグなどに資源化して活用する」ということです。学校で勉強しても実際の現場を見なければピンときません。「百聞は一見に如かず」と言いますが、実際に見学するとよくわかります。教科書や先生の話になかったことまで学べます。

ごみのリサイクルは重要ですが、もっと大切なことはごみ自体を減らすこと。自分たちで日常の生活の中でできる食品ロスを出さない取り組みについても教えていただきました。

 

登下校時の安全の確保

神奈川県川崎市で、通学バスに乗り込もうとしていた小学生を通り魔が刃物で切り付けるという、あってはならない事件が発生しました。駅から学校までの安全を確保するための通学バスが襲われたとすると、いったいどのように子どもたちの安全を守ればよいのでしょうか。

今日は、私たちにできることを子どもたちに指導してから下校させました。共通して指導した内容は以下の2点です。

1.下校時には、同じ方向の子ども同士でまとまって帰る。

2.防犯ブザーを持っているか確認をする。

学校としては当面の間、あいさつ運動をかねて学校付近で行っている登校指導を、自動車を使って機動的にパトロールする体制に切り替えます。

なお、登下校の安全に絶対はありません。今できることとして、高学年であっても防犯ブザーは必ず持たせるようにしてください。

学校でザリガニ釣り

本校の校長室前にコンクリートでできた池があります。中には金魚や川魚が数匹。水生植物も少々植えてあるので、ヤゴなどの生物も確認できます。壁面内側にはタニシも生息しています。金魚は自然種ではありませんが、それ以外は小さな自然といった環境になっています。先日、この池を整備してメダカのコーナーを作るために、ポリカーボネートの仕切り板を入れる作業を行っていました。すると、数人の子どもが「何してるの?」と寄ってきて、たくさんの質問をしてくれました。

その中には、「この中にザリガニがいっぱい入っていて、メダカが食べられてしまうので、休み時間に捕まえていいですか。」という質問がありました。答えはyesです。水深は50cm程度ですが「危険がないように気を付けて」と付け加えました。「捕まえたらどこに放しますか。」という質問もあったので、「整備中のビオトープのザリガニ池」と答えました(まだ公開できる状況ではありませんが、ザリガニを少し放流済み)。子どもたちは「すげー」「おもしろそう」という反応。

目的や意義がはっきりしたら子どもの行動力はすごいです。昼休みなどは池の周りは人だかりが・・・。限られた道具などを駆使してザリガニを捕獲している子どもたちの工夫にびっくり。そして、こんなにたくさんのザリガニがいたことにもびっくり。これも、子どもの文化や自主的な学びと言えそうです。

運動会まで1週間

 今日は日中の気温がぐんぐん上がり、アメダスの最高気温は30.2度。亀山市内の観測では今年初めて真夏日となりました。今朝の最低気温は14.0度。肌寒いぐらいの陽気で、実に16度以上の温度差が。この時期は寒暖の差が最も大きい季節でもあります。

学校の様子ですが、いよいよ運動会まで1週間となり、練習も佳境を迎えています。急に暑くなったので、こまめな給水と休憩を入れつつ練習に励んでいます。9月の運動会も練習の時期は暑いのですが、5月は空気が乾燥しているので日陰に入ると結構快適です。地階でクールダウンしてリフレッシュできるので、この時期の方が練習環境としてはよいと感じました。

明日、25日は奉仕作業となっています。よりよい環境の中で運動会を迎えることができるよう、ご協力をお願いいたします。

 

 

学びの種

5年生が体育でいない間に、5年生の近くの廊下にこっそりとメダカの卵のディスプレイを設置しました。

   

メダカの飼育がブームになっているそうですが、野生のメダカはレッドリストの絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。幸いなことに亀山市には野生のメダカが生息しており、豊かな自然が残されていますが、これを将来にわたり引き継いでいくには子どもたちが自然に関心を持つことが非常に重要です。

では、なぜメダカがこんなにも減少したのでしょうか。

例えば、子どもたちがメダカを捕まえたとしてもメダカは絶滅しません。自然や環境というものはたくましいです。むしろ、小さな時から自然や生き物に接し、大切に思うことがメダカを絶滅救う唯一の方法であると考えます。

メダカの減少はメダカの住める環境ではなくなったことが一番の原因です。例えば田んぼが減少して用水路がコンクリート化されたとします。住む場所も産卵場所もなければ生きていけません。メダカの生息域は人間の生活域と重なるので、開発の影響をまともに受けます。メダカの卵の観察は、身近な環境問題に関心を持てる子どもを育てる第1歩となるでしょう。

図書室にも近いので、本を借りたついでにいろいろな学年の子どもが顕微鏡をのぞき込む

「すごい!目がある。動いてる・・。」「心臓も動いてる!」

「おもしろい!!」という感想が。

すごい!おもしろい!というのは感動や知的好奇心。これが学びの種になっていくことでしょう。

 

サル出没注意!

今日は朝から学校に警察の方から連絡があり、対応に追われました。その原因は何とサル。学校の西側に群れで移動しているとのこと。確認に行ったところ、10頭ぐらいの集団に遭遇。県道を東西に行ったり来たり、車が通るのを巧みにかわしながら道のそばに居座っていました。メール配信に加え、すでに自宅を出ている子どももいることからサルが出没した付近で登校指導を行いました。

小学生が通り終わった後も中高生が自転車で通学するのでしばらく警戒を続けましたが、自転車が通る1mくらいのところで悠然と何かを食べていました。その後、市役所の方も加わり、空気でっぽうを使って追い払いました。警察、学校職員、市役所と連携して対応を行いましたが、まだ付近に居座っているようなので本日は陰涼寺山での遊びはなし。子どもたちはちょっと残念。当面、登下校も気を付けるよう指導しました。

なお、サルは人を恐れています。近くによらず、刺激をしなければ向こうから寄ってくることはまずありません。しかし、興味本位で近づいたり、石を投げたりすると攻撃されたと思い反撃してくることがあります。そのようなサルの生態も、今日の1限目に行われた運動会の全校練習の際に話をしました。相手は野生動物です。対処法を知り、気を付けつつ、慎重に正しく恐れることは生きる力として大切なことです。

木の上に大きなサル

電線を伝って移動中

警察や市役所と連携して対応

 

かめやまっ子給食

今日は給食の話題です。

5月21日(火)の給食献立表には「かめやまっ子給食」の表記があります。これは、地元食材による給食の提供を目指した取り組みで、地産地消と生産者がわかる安心安全な給食を目指したものです。今日の給食のメインは「かめやま茶あげパン」で、子どもたちにも大人気です。あげパンには抹茶のようにお茶(亀山市内産)の粉末がたっぷりかかっており、見た目も味も、そして体にもよいものとなっています。その他の献立はキャベツサラダ、ポークビーンズで、キャベツ・たまねぎ・ニンニク・ニンジンが亀山市内で生産された食材となっています。

「かめやまっ子給食」のねらいはもう一つあります。それは地元産品の学習と食育といった教育的ねらいです。都道府県別お茶の生産量は静岡県が第1位なのは有名ですね。平成29年度お茶(荒茶)の全国生産量369,800トンのうち、1位の静岡県140,700トン、2位は鹿児島県128,500トンと続きます。この2県で実に73%を占めています。なので、3位以下はあまり知られていません。実はその3位こそが三重県なのです。そして、亀山市には中の山パイロットがあるように、有数の茶どころとなっています。ちなみに、高級なかぶせ茶については三重県が全国1位の生産量となっています。これらのことは社会科でも学習しますが、給食も魅力ある教材となっています。

 

教育協議会について

5月17日(金)に本年度第1回の教育協議会が開催されました。

教育協議会とは、学校・家庭・地域が協力して、地域社会をあげてさまざまな取り組みを行うことにより、学校教育や地域における諸活動を活性化すること。豊かな人間関係づくりを通して、子どもに「生きる力」を育むことをなどを目的としています。

教育協議会の歴史としては、今から20年ほど前、子どもを取り巻く事件や事故が多く発生し、登下校の見守りや「子どもSOSの家」の協力者の募集など、文字通り学校・家庭・地域が一体となって行動したところからスタートしました。亀山市では2000年ごろから、市内各校で教育協議会が設置されてきましたが、三重県内でも先進的な取り組みとして注目され、県内各市町村の学校に広がっていきました。その後、子どもが自主的に参加し、子どもの安全な居場所と楽しい活動を行う「放課後子ども教室」=「わくわくひがしっこ」の活動なども加わり、幅広い活動となりました。

詳しくは、今週後半に発行する学校だより(亀山東小だより)に今回の教育協議会で話し合われたことなどを掲載する予定ですので、そちらもご覧ください。