明日から6月

5月が今日で終わります。明日から6月。もうまもなく梅雨入りでしょうか?以前にもお話したことがありますが、毎月、地域の方が、道徳を考える月刊誌を学校へ持ってきてくださいます。私は、必ず読んでいますし、職員にも回覧しています。昨日、6月号が届きました。強く印象に残ったところがありますので、文章の一部を紹介いたします。
【・・・よりよい人間関係を築いていくために必要なもの。それは何より、周囲の人々に対する「思いやりの心」です。
私たちは、他の人の利己的な言動には敏感ですが、自分自身のことには案外無頓着なところがあります。よくよく考えてみると、自分も知らず知らずのうちに、他の人に対して迷惑や不快感、不信感を与えていることがあるかもしれません。まずは過ちを犯しやすいという「人間の弱さ」に思いを致し、自分にもそういうところがあるという謙虚な気持ちを持つ必要があります。
「春風(しゅんぷう)をもって人に接し、秋霜(しゅうそう)をもってみずからをつつしむ」。これは江戸時代の儒学者・佐藤一斎(1772~1859)の言葉です。他の人に対するときは春風のような温かさをもって接し、自分自身に対しては、秋の霜のような厳しさをもって律する。それはよりよい人間関係を築くとともに、自分自身を人間的に成長させていくうえでの、大切な教えではないでしょうか。・・・】
写真は、学級の1人ひとりの児童が運動会に向けて考えためあてを張って、一つの文字にしたものです。そして、この文字が一つの文章となって運動会のめあてとして、校舎の窓に張られますので、当日ご覧ください。