6年 夢授業

3月25日から29日まで、七十二候の「桜始開」(さくらはじめてひらく)です。今年は、まさに季節の言葉どおりになりました。春休み中に桜が満開になりますので、始業式や入学式のころは、葉桜になってしまうかもしれません。
さて、先日までホームページの更新ができなかったので、少し前に戻りますが、今日は、3月15日に6年生が行った「夢授業」についてお伝えします。
卒業をかじかに控えた6年生の児童たちが、ラグビーチームの本田ヒートの選手から、将来の夢やめあてを実現するために努力してきたことを聞くことで、中学校生活や将来の人生に向けて新たな目標を持つこと、今、自分が取り組んでいることへさらに自信を持つことができればと考えて「夢」授業を行いました。
チームからお二人の選手に来ていただきました。テトゥヒ・ロバーツ選手と忽那健太選手です。ロバーツ選手はニュージーランド出身です。この春、大学を卒業して、本田ヒートに所属します。身長は190センチを超え、腕の太さは、普通の男性の太ももくらいあります。日本に来たころは、生活習慣や文化の違いからホームシックにもなったそうですが、同じ外国人選手やチームメートに支えてもらい選手としてやってこれたそうです。日本語もかなり上手なロバーツ選手です。その話の中で印象に残ったことは、「人に頼まれたことがあれば、すぐに断らずにまずやってみてほしい。」という言葉でした。ロバーツさんは、来日して札幌の高校に入学しました。慣れない異国の地で精神的にも苦労があったにちがいありませんが、自分から積極的に取り組むことで道を切り開いてきたのですね。
そして、忽那選手は、運動やラグビーを通して人との出会いを話してくださいました。人との出会いがあったからこそ今の自分があり、これからも人との出会いを大切にしていきたいと話されました。「何か決めるときに迷ったら、わくわくする方を選んでほしい。決してあきらめたり逃げたりしないで自分がやりたいことをやってほしい。」という言葉が心に残りました。選手生活はそんなに長く続けることができないので、引退後は、高校の先生になるために大学で教員免許を取得したそうです。忽那選手ならきっとすばらしい先生になれると思いました。
6年生の子どもたちは、このお二人と交流して、これから過ごす中学校生活や将来の夢に向けて、きっと生かすことができると思います。ロバート選手、忽那選手、そして、本田ヒートのスタッフの皆様、すばらしい「夢」授業をありがとうございました!